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Home 恩師の指導を語る 恩師の指導を語る 〈十五〉
恩師の指導を語る 〈十五〉 印刷 Eメール
2009年 7月 17日(金曜日) 22:09
わが師・戸田先生と、二人きりで散歩することは、よくあった。
それなりにさまざまな指導と指示を受けながらの散歩であった。いや散歩というよりも、歩きながらの作戦会議である。
先生の一言一言は、じつに深い重みをもった指導ばかりだ。歩きながらの懇談のなかにあっても、一つも無駄がなかった。本当に偉大な指導者であられた。
ある時、「ビルばかり立ち並んでいくと、どうしても街が殺風景になる。やがてビルが大きい墓石に見えてしまうようになったら大変だな(笑い)」と言われた。
先生は、語り続けられた。
「仏法に説く『依正不二』。『依』とは社会、『正』とは自身、それは離ればなれのものではない。『不二』である。
自分と社会との関係で、心まで殺風景にならないように、未来のために注意しなければならない。
法華経には『清涼の池』と記された一説がある。なんと詩的であるか。平和安穏の光景が目に映るようだ。
いかなる国土であっても、妙法を広げ、妙法の力によって、この社会を、清らかで涼やかな水が流れ、池には蓮の花が咲き薫るような世界に変えていく。これが仏法の法理なのである。人間が心から願望している光景だ。
ゆえに、広宣流布を広げていかなければならない」
そしてまた先生は、
「多くの人が境涯を開いていくことだ。
人間として幸せになっていくために、福運ある人生を歩んでいくために、その究極は妙法の信仰しかないと、釈尊も大聖人も断言しておられるのだ」と言われた。
「大作、一緒に青空を見上げようよ。無限の世界は美しいな。人間もまた、無限のものをもっているから、美しくあらねばならない」
 

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